元日に能登半島地震があり、自分の防災への備えを改めて考えました。
が、何もせず仕事が始まり、何気なく去年のままのバッグで出勤。
(昨年のAmazonブラックフライデーで保存食は買ったんですが部屋に置いて終了)
頭痛がして薬を飲むためにいつものポーチを開いたのですが、結構防災ポーチの役割を果たしているな!と思ったのでお伝えしようと思います。
東日本大震災のときに帰宅困難者になる
2011年の3月11日(金)の14時45分くらいに筆者は今働いている会社に向かって会社の最寄駅から歩いていました。
たしか15時からの勤務で軽い気持ちで働きに行っていたのですが、会社に着く前に地震に合い、会社の駐車場に着いた時には同僚や他の職場の人たちが一斉に外に出てきたのでした。
それから電車が止まってしまい、家に帰れず。
仕事に行ったつもりが、職場の中まで入れず、帰宅困難者になったわけです。
経験を積みに行っただけの出勤
会社が入っているビルの一室を開放してくれる、ということでそこに泊まることに。
帰宅困難者を味わい、最低限必要だった物
当時、家に帰れなかったのは筆者と、B女さんと、C男さんの3人。
C男さんはたまたまその日だけ派遣で雇われていた男性で既婚のしっかり者です。
他の遠くから来てた同僚らは別の駅まで行ってカラオケボックスで一夜を過ごしたそうです(頭いい)!
どこで過ごそうと、筆者にとって最低限必要だと思った物は
- 予備のコンタクト
- 食料
- 暖を取る物
- 小銭
- 情報を得る物
この4つが必要でした。
予備のコンタクト
ド近眼の筆者は裸眼だと歩けません。
手を伸ばした自分の指先がもう見えない、そんな状態なので予備のコンタクトは必須です。
過去も現在も使い捨てのワンデイコンタクトを使っていますが、ワンデイ、ということで夜になると目が乾いてしょぼしょぼしてきます。
かさばらないので予備のコンタクトは必須です。
当時もきっと予備のコンタクトを持ち歩いていたんだと思います。
たまに会社でも目が痛くなった時など付け替える時があるので常に持っています。
食料
東日本大震災で帰宅困難になった時はビルを開放してくれた会社の方がお弁当を仕入れてきて、分けてくださりました。
が、ビルを開放してくれたってだけで全く関係ない会社だったので、「なんであの人たちに?」って思ってた人もいたようです。
筆者もそう思います。
自分の会社じゃない人に分け与えたりしたら、足りなくなっちゃう・・
ちゃっかり頂いてしまいましたが、C男さんは席を外していたため貰いそびれてしまいました。
この時はたまたまご飯を手に入れましたが、そうでない場合は食料に飢えます。
コンビニは地震があった直後に物が無くなってましたし。
皆早いなぁって思いました。
暖を取る物
会議室で朝まで過ごしましたが、寒かった記憶があります。
冬なので上着は着ていますが、それでも寒かった。
近所に住んでいる同僚が筆者だけなら家に泊めることが出来る、と申し出てくれたのですがB女とC男を置いて泊まりに行くのはどうなんだろう?自分がやられたらすごい不安だなぁと余計な事を考えてしまい会議室に残る(泊まる)ことにしたのです。
その同僚が差し入れとして、暖を取る物⇒自分の持っているコート類を沢山持ってきてくれました(他にもお菓子やゲームなど暇つぶしグッズを)。
泣けましたね。親切な人・・
おかげで朝まで過ごせました。
小銭
自宅に連絡したかったのですが携帯が繋がらず。
皆も同じ状況なので公衆電話から電話しました。
その際必要になったのが小銭。
時代はまだ今ほどキャッシュレスになっていなかったので小銭は持っていました。
情報を得る物
2011年ってやっとこさスマホというのが出てきた年だったと思います。Xperiaを持っていた人がいたような。
しかし筆者はガラケーでした。
ガラケーでTVを見れたはずですがそれさえ使いきれておらず。
C男が携帯2台持ってる謎の人で、TVを見せてくれて世の中がどんな状況かが分かったのです。
また、翌日にどの電車が何時から動き出す、と調べてくれたり、アプリからの割引券を持っているので朝マックしに行こう!と提案してくれて本当に助かりました。
B女さんと二人きりだったら絶望だったと思います。
普段から愚痴しか言わない人だから。
今もバッグの中に常に入れている物
帰宅困難者になったことを踏まえて作ったポーチではないんですが、今はこのポーチとグッズを常にバッグの中に入れています。
バッグ毎、防災を兼ね備えてる状態です
いつものポーチの中身
- 常備薬
- おりものシート
- バンドエイド
- リップ
- 口紅
- コンタクト予備
- 虫刺され薬
ポーチと別に、マスクと生理用品
コロナになってから常にマスクは持参です(外ではいつも付けているし)。
それと更年期になったのでいつ生理になるか分からないので、バッグの中にはナプキンも常に入れています。
かぼちゃの袋に入っているのがナプキンです。
ポーチと別に、ティッシュ・ハンカチ・鏡・懐中電灯
写真には写ってませんが、タオルハンカチも2枚常に持参しています。
手洗い用と目を拭く用(冬は涙がよく出る)。
鏡は必須アイテムではないですが、ティッシュとハンカチと懐中電灯は必須です。
ティッシュはこれだけではなく鼻炎なので常に2袋は予備を持っています。
懐中電灯は帰りの夜道のため。
もし、停電になったとしても、これさえあれば怖くない。
100均のペンライトみたいな懐中電灯は夜道だとそんなに役に立たないと思うよ。
ポーチと別に、食料
食料が飴だけ、だと心細い。
ということで飴とカロリーメイトを持ち歩くことにしました。
ハリセンボンのはるかさんはバッグの中に羊羹を沢山持っていました。筆者も羊羹が欲しいです。
ポーチと別に、小銭
最近はほぼキャッシュレスなのですが、一応小銭入れを持ち歩いています。
個人のクリニックでたまに使う程度ですが。
ポーチと別に、アルコール除菌ジェル
コロナ時代の名残でアルコール除菌を持ち歩いています。
中身を詰め替えて。
今、改めてパッケージを眺めて驚いたんですが、TIRTIRってメイク用品出してるとこのだったんですね!このアルコール除菌ジェル。
ウェットティッシュも可
その他バッグに入れておきたい物
上記の物がバッグに収まっていればどうにか1日は過ごせます。
が、備えあれば~なので以下も持っておくべきなんですよ、ね。
でも重たくなるのは嫌だし・・。
- 折り畳み傘とビニール袋
- 簡易トイレ
- 歯磨き的な物
- 緊急連絡カード(身内の連絡先)
- 笛
- モバイルバッテリーと線
- 地図
傘とビニール袋
傘とビニール袋は雨が降りそうな日は持ち歩いています(当たりまえ!)
モンベルの軽量傘がとにかく優秀で!軽いし細いし圧を感じないんですよ。
値段はちょっと高く強風が吹くと骨が折れそうですが、折れてません!
ビニール袋は濡れた傘を入れるために。
またはゴミ等を入れられるし、敷物にもなりますね。
簡易トイレ
帰宅困難者になった時は水も電気も止まっていなかったのでトイレも使えましたが、そうでない時に必須アイテムになるのが簡易トイレ。
家庭用のは家に備蓄してあるのですが、持ち歩き用はないのでひとつ必要かと。
でも、1袋で平気?と不安にもなります。
笛
身動き取れない時に吹いて生存をアピールする物。
タイタニックでローズがピーピー笛を吹いて救助されていましたね。
しかし、、実際、何かに挟まっている時にバッグの中から笛を出して吹く余裕はあるのでしょうか?と疑問が。
モバイルバッテリーと線
家と会社の往復だけならバッテリーは足りますが、外で調べものなどしまくるとバッテリーの消費が気になります。
なので、モバイルバッテリーは必要です。
一応持ってはいるのですが(メーカーなど気にせず大型の台風が来る前に買った物)、外に持って行ったことはありません。
重いんですよ。
線はiPhoneのと、懐中電灯用。
ANKERのが欲しいなぁ↓コンセントに直接挿せる奴が欲しい。
地図
ネットが使えるとは分からないので、家まで自力で帰るなら帰宅支援マップ、という冊子を持ち歩くのも安心です。
都内に出かける時は必要です。
他の地域も勿論あると思いますが、市のホームページから帰宅支援マップを印刷して持ち歩くのも有りですね。
トイレの場所や一時的な休憩場所など情報が載っています。
まとめると、バッグに入れておいて損のない物15アイテム
- 予備のコンタクト
- 食料(飴など)
- 冬は暖を取る物(カイロなど)
- 小銭
- スマホ(情報を得れる)(ラジオのアプリをスマホに入れておくと良い)
- 常備薬
- 生理用品(女性)
- ティッシュ/ハンカチ
- アルコール除菌ジェル/ウェットティッシュ
- 歯を磨く物
- 折り畳み傘/ビニール袋
- 簡易トイレ
- モバイルバッテリーと線
- 紙の地図
- 笛
多すぎな気もするが・・。