朝、電車に座って乗っていたら某駅からおっさんが乗ってきました。
そして私の隣に座ってきました。
座った瞬間から、なんというかすごい。
足を開く。
肩も開く。
背もたれにドーンともたれかかる。
そしてスマホを見る。
いや、スマホを見ること自体は悪いことではないです。
問題はその「ドーン」の範囲が私のところまで来ているところ。
肩が密着して、上腕も密着しているのです。
密着しているので、おっさんが呼吸をするたびにこちらにも振動が来ます。
スーッ。
揺れる。
ハ~ッ。
また揺れる。
朝から何を味わっているんでしょう、私。
嫌なら私が手を引っ込めればいいだけの話。
でも、ふと思いました。
なんで私が小さくならなきゃいけない?狭くならなきゃいけない?
しかもおっさんの反対側の隣を見たら、そんな窮屈にしていないのです!
おっさんは私の方にだけ図々しく飛び出ているのです。
なんだと??
おっさんは人を見てやっているのかな?
または、たまたまか。
そしてさりげなくおっさんのスマホを覗いてみたら、あっちの言語でした。
「あぁ、なるほどねぇ」
って、何がなるほどなんだか分からないけど妙に納得したのでした。
すると今度は「私がここで手を引っ込めたらおっさんの思うツボなのでは?」
という謎の闘争心まで湧いてきました。
おっさんはものすごく自然に自分の領土を広げているだけ。
でも、私も自分の領土を守りたい。
これはもう国際問題だ!
と、朝から勝手に隣のあっちの国の人と戦っている私。
そんなことを考えていたらおっさんは領土をさらに広げ、今度は靴まで密着してきました。
おい!
この行為に私は迂闊にも陣地を少し譲ってしまいました。
高市総理の如く、私は負けない。
足は引っ込めたけど、手は引っ込めない。
これはもう私個人の問題ではない、国際問題、日本の領土問題である。
…こんなこと考えていたら眠気もぶっ飛んで駅に着きました。
朝から私は何を勝手に妄想してるんだか。
そしてこんなことを考えていると、少なからずイライラが残るのです。
暇つぶしグッズ、持って行かなかったんですよ、今朝は。
