今回も読書感想文ですので、興味の無い方はサヨウナラ~
独身者だけじゃない、皆、危険だ!
知りたいけど、知れない世界、でもこのまま行けば自分もそうなる可能性大。と思って読んでみた本「超孤独死社会」。
40代独身低所得実家暮らし、絶対に両親が死んだらなるでしょう。
と、思っていたけど、既婚者でも片方が死んだらなりそうですね、なる可能性は高いですね。
子供がいたとしても毎日生存確認をされない限り、なりうる。
今の日本社会では誰でも孤独死する可能性が高いんだなぁって思いました、この本読んで。
特に注意しなくてはいけないのが、
- 男性
- ゴミ屋敷(セルフネグレクト)
- 社会との接点が無い人
本に出てくる人たち、上記の人が大変多いことにびっくりです。
とにかく男性が多い。なぜかと言うと、女性に比べて男性の方が他人との付き合いが希薄。付き合い下手が多いらしい。
ちょっと意外だったけど、そうなんですね・・。
仕事引退して社会から孤立して、引きこもっていたら確かに人の目に触れなくなるからかな・・。
嫌でも老人クラブとか参加して顔出してた方がいいって事かな。
筆者の場合はどうだろう?老人クラブとか参加するの結構苦手なんだけど・・。若い頃はお稽古は通ったけど、だんだんと知らない人の輪に入るのが苦手になってきてしまいました。
皺くちゃ歯抜けばぁさんになっても派手でマウント取るグループとかあるのかな。そんなの嫌です。
あとセルフネグレクト、NHKさんが見事に説明してくれてました。
男性、ゴミ屋敷、社会との接点がない、と筆者も書きましたが、原因はセルフネグレクトですかね。
でも、中にはセルフネグレクトではなく、ただ単に一人暮らししてて、急に発作が起こって絶命してしまうパターンもありました。
家族や社会とも繋がりを残していても、突然の死が襲ってきてその時一人だったら発見が遅れて孤独死コースです。
これは避けれない・・。
苦しくなったら、玄関の外に出ていく?そうしたら誰かしらに発見されるはず(咄嗟にそんな事考え付かないだろうな)。
孤独に死んでも、後始末が残る
夏は1日、冬は4~5日で腐乱死体になってしまうそうです。
この速さに驚愕!
もっと時間が掛かるものだと思っていました。
体液が漏れてきて、床の下まで染み出てしまう事もあるそうです。
(ハウルの動く城のワンシーンを思い出してしまいました)
お風呂の最中にも突然死する時はあって、もし火種が付いている時なら腐りはしなくとも、ご遺体を湯から取り出す時に溶けてバラバラになってしまう事もあるそうな。
そして匂いもすごくて、ハエもすごい。その掃除をするのが特殊清掃員。
費用は100万円くらいするそうです。中には良心的な価格でやってくれるところもあるそうですが、需要が多いとぼったくる業者は出てきます。
費用は亡くなった人の親族に連絡が行き、彼らが相続を拒否したら賃貸の場合は大家が払う事になるそうです。
だから高齢になると家を借りることが出来なくなる訳ですね!!
分譲の場合は分かりません。しかし、間違いなく筆者の場合は甥姪に迷惑が掛かりそうです。
死んでから迷惑はかけたくないな。
孤独死対策
あとがきに対策が出てましたが、よく読まずに本を返してしまいました。
なので、自分の今考えている孤独死対策ですが、
- 老人ホームに入居
- 民生委員のような人・団体と密に連絡
- 何かに通う
- 友達と密に連・・
- 甥姪と密に・・
- 苦しくなったら外に出る
密に連絡・・これ、連絡される側は迷惑でしょうね。お互いさまならいいけれど。
甥姪も今は仲良く出来てるけど、彼らが家庭を持ったらそんな付き合いは無くなってしまうんじゃないかな。
兄がいますが、男なので先にあの世に行ってしまいそうです。義姉もです。
近所の人と接点を持つのはなかなか難しそう。挨拶くらいしかしないので。
まぁ、こうやってこの本読んで考えただけでも良かったのかなって思います。
来る時は来る。
もうちょっと老人になったら、エンディングノートを書くときが来たら、清掃費用の事もちょこっと考えておきましょう。
そうはなりたくない。
皆一緒じゃないと思うと今の一瞬を大切にしたい
この本を読んだのもあるけれど、死について考えました。
最近、タレントの方が2人亡くなりましたね。自死で。
ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんにはよく笑わせてもらいました。
いつも同じギャグですけど、それがまた面白い。
そこで考えてたんですが、
同い年の人は同じスピードで歳を重ねていって、入学時期も一緒で同じ様に人生進んで行って今に至るのですが、もう少ししたら早めにお迎えが来てしまう人も現れるのでしょう。
今、仕事で一緒に接してる同僚たちも、仕事を辞めてしまえば連絡どころか接点がなくなって他人になる人も沢山います。
あの世に行くのも別々。
そう考えると、今、一緒にいれることって神秘的というか、貴重な人生の一瞬なんだなぁと思えてきてしまいました。
なので、この一瞬を大切にして、周りの人を大切にして生きていきたいと思いました。大げさですかね。
あの世に行くときはなるべく楽しかった思い出を残して行きたいものです。