【体験談】不安障害で閉所恐怖症の私でもMRIいけた!怖かったけどタオル目隠しが意外と効いた話

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MRIが怖すぎて毎回ギブアップ寸前の私ですが、今回は「タオル目隠し+抗不安薬」で無事に乗り切れました。

同じように閉所恐怖症や不安障害でMRIが怖い人向けに対策と体験談を書いておきます。

私は膝の検査で久しぶりにMRIを受けることになりました。

電車さえ乗れなかった時期があったのに、少し体調が回復してきたから調子に乗って整形外科の予約を入れたらトントンと進んでMRIで詳しく見てみよう!ということになったのです。

電車は克服しても「MRI」という単語だけで動悸と震えが来るほど、狭さと爆音が苦手です。

目次

MRIが怖い理由

私は閉所恐怖症でMRIを過去4回受けています。

初めてのMRIを経験したのは30代初頭に頭部の検査ででした。

その時はいきなりの検査でこれといって怖いとは思わずただ爆音でうるさかった、という記憶だけでした。

それからは足のMRIです。

病院によりけりですが、足から入りおへその辺りまでは確実に機械の中に入ります。

その時の下半身の圧迫感が忘れられず、頭だけ出ているという状況も怖くてそれから閉所恐怖症となったのです。

それとあの爆音での騒音と動いてはいけないこと。

歳を重ねるごとに爆音が苦手になってきているので苦痛の時間ですし、「動くな!」といわれるとビクッと動きそうになるこの体。

動くと検査が伸びるだけなんですけどね。

タオル目隠しのやり方

タオルを掛ける理由は迫りくる壁を物理的に見ないで済みます

タオルの下で目を開けたら明かりは感じられますが、壁は見れない状態です。

アイマスクをすると目を開けても真っ暗すぎてアイマスクの先はどうなっているのか逆に想像して怖くなりそうで不採用にしました。

あと皮膚が締め付けられてムズムズ痒くなってきたら?とも考えました。

目をつむっていればいいんじゃないか?と思ったけれど、20分から30分の間、一度も目を開けずに過ごせるか?というと自信がありません。

チラッとでも目を開いてしまったらアウトです。

過去に何度も目を開けてしまってギブアップ寸前でした。

フェイスタオルを用意する

このタオルを持参して目隠しにしました。

フェイスタオルの写真

パソコンが丁度隠れるくらいの大きさで、34cm×32.5cmの大きさのフェイスタオルです。

このタオルの1/3くらいを折って、目の上に掛けました(赤線のところで折る)。

フェイスタオルの上から1/3に赤線を引いた写真

折ると上部が重なって分厚くなります。

上から1/3を折ったフェイスタオルの写真と、断面図の写真

目の部分には布が重なった方を掛けます。そうすると目を開けた時も明かりだけしか分かりませんし隙間からも見えません。。鼻と口は布が薄いので息をする邪魔にもなりません。

絵で表すとこんな感じです。斜線の部分がタオルが重なっている所。

タオルを顔に掛けた状態の手書きイラスト

抗不安薬の使い方と注意点

※薬の使用は必ず医師に相談してください

せっかく心療内科に通っているんですから、自分にあった抗不安薬を先生から処方してもらって、検査の前に飲みました。

朝1錠、MRIを受ける1.5時間前にも1錠飲みました。

私の薬は飲むと30分から1時間で効いてきて6時間持続するそうなので、朝はいつも通り飲み、検査前の1時間半前に飲んでおきました。

検査が前後する可能性もあるので余裕を持って服用です。

抗不安薬は病院で処方してもらわないといけません。

検査の予約をするときにその先生に行って処方してもらうか、かかりつけ医に相談して処方してもらうと良いでしょう。

(以前、内科でも処方してもらったことがあります)

実際のMRI体験談

部屋の外にいても聞こえる音

前の人が中で検査をしているのですが、銀色の業務用冷蔵庫みたいな扉からはMRIの音が鳴り響いています。

工事現場の音と別にシュン、シュン、シュン音。

これは調べたところ、冷却ポンプの音だそうです。

頭が少し出ていても怖いものは怖い

私は膝の検査ですから、MRIに足から入ります。

技師の人には狭い所が怖いことは話していたのですが、閉所恐怖症じゃない人は分からないんですね。

「あなたは背があるから頭は出るから大丈夫だよ~(笑)」って。

いや、頭は出てるけど半分出てるって感じで殆ど入っていましたよ。

下手な絵で申し訳ないのですが、目から上が出ていたように感じました(実際は分かりませんが)。

MRIに入った目線の手書きイラスト

実際、検査中に少しベッドが動く感覚がありました。さりげなく奥に吸い込まれていた可能性もあります。

吸い込まれる前にタオル目隠しをセッティング

MRIの外で足を固定されセットされ、そのままベッドがMRIに吸い込まれていきます。

この時の怖さと言ったら!

自分から入るならまだしも、吸い込まれていく。しかも身動き取れない。

ベッドが動く感じも酔いそうでした。

技師の人は笑ってたけどこっちは壁が怖いってずっと言ってました。

面倒な患者でしたね。

そしてこの時点でタオルを目の上にセットです。

一度チラっと見ましたけど機械が目の前に迫ってきて怖かったです。

ここで技師から笑いながら”ギブアップボタン”を手渡されます。

握ればギブアップ。

それは避けたい・・。※胸の上でボタンを持ち検査開始です。

後から思ったんですが、胸の上で持つと心拍が分かるので、動悸か?!と思ってしまいさりげなく手を動かしてしまいました(お咎めなし)。

耳栓貰ってない、ヘッドフォン借りてないことに気付く

耳栓はMRIの中にすっぽり入る人が貰えるのでしょうか?

それとも自分で持って行くのでしょうか?

「10年くらい前から同じ音楽のヘッドフォンあるよ!」と言われたのに、貸して貰ってないことに気付いた時はもう手遅れ。

あのすごい爆音が鳴り響いてきます。

「狭さ」に集中するより、爆音に集中することにしました。

タオルで目隠ししているので視界は怖くない。

たまに目を開けたり閉じたりして壁が見えないことも確認してました。

爆音は「トランス状態の大工が工事している」と受け流す

トランス状態のイメージイラスト

ガガガがガガガ

ビービービービービー

コンッ

ドンドンドンドンドン

ガーガーガー

シュン、シュン、シュン、シュン、、、

大工の棟梁のイラスト

トランス状態ってこんな感じなのかな?と思いながら、その中で大工の親分が激しく釘を打ち付けている音が聞こえたり。

こんな騒音出す奴が隣人や階下だったらヤバいな、まだうちはマシだな、とか考えていました。

「終わりました~」の声が救済

20分~30分、体を全く動かしたらいけないし、音は大きいし、機械は目の上にあるしで怖すぎたけれど、ギブアップボタンを押すこともなくなんとか過ごせました。

これもタオルで目隠ししていたからだと思います。

知恵袋とか読むと、「前日に寝不足にしてMRIで眠ればいい」と書いてありますが、あの爆音で眠れる人はいるんですかね?

ず~っと同じ爆音ならともかく、ころころ変わるんですよ。

ヘッドフォンや耳栓してれば眠れるのかもしれないけど。

検査が終わっても、BGMとしてシュン、シュン、シュン、のポンプ音は聞こえてきます。

平和な音に聞こえます。

まとめ|閉所恐怖症でMRIが怖い人へ伝えたいこと

MRIが閉所恐怖症で苦手な人は以下をオススメします。

  • タオルで目隠し
  • 抗不安薬を処方してもらう(内科でも貰えたことがあります)※薬の使用は必ず医師に相談してください
  • 爆音対策には爆音を敢えて集中して聞いてみる、勝手な妄想をする

タオルはなるべく大きすぎず小さすぎない軽い物がオススメです。

隙間から外が見えなくて、顔に乗せてても息が出来る物

抗不安薬は検査時に貰えるわけではなく、処方してもらうお薬ですのでMRIの予約を取る時にお医者さんに聞いてみるorかかりつけ医にお願いしてみると良いでしょう。

MRIの爆音騒音をネガティブに捉えずに、「聞いてやる!」と思うと意外と楽しく過ごせました。

MRIが怖い人、本当に多いです。

無理しないで自分を守る方法を使っていいです。

もし一人で行くのが怖かったら誰かに付き添ってもらうのも全然アリだと思います。

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