筆者だけじゃなく結構多いんじゃないでしょうか?
神経を抜いた歯がそろそろ用無しになり、むしろ毒に侵され抜歯宣告をされている人。
筆者も上の奥歯の抜歯宣告されてから4年ほど粘っていたんですがついに最近、歯に衝撃が走り痛みで片側で物が噛めなくなってしまい、かかりつけ医に行ったら勿論「マジで歯を抜こう」と診断されたのです。
そこでも粘る筆者、衛生士をしている友達に話したところ、
『歯は抜いたら終わり、いつでも抜けるからセカンドオピニオンをしてもらおう!』
と言われ、友達の勤める口腔外科の診察を受けてきたのでした。
今回の記事は完全に筆者の備忘録になりますので役に立たないかもしれません。
一応以下の方にオススメかもしれません。
- 膿が溜まっているから抜かないといけない、と言われた人
- 入れ歯になるのは嫌だ~~と思っている人
- どうにか抜歯を免れたい人
- 神経を抜いた歯がある人
- 親知らずではない永久歯を抜歯する予定の人
歯を残すことに執着してたけど、抜いて良かった!
あんなに歯を残すことに粘ってたのに、抜いたら気分爽快!単純です。
お口の中の断捨離ができたから気分爽快
加工なしの下の写真を見てもらうと分かるようにかなり汚い物が歯茎の中にずっと入っていました。
抜歯することによって、この汚い膿を断捨離出来たのでとても気分が良いんです。
この上の写真は洗った後ですが、歯の先に付いている肉片が膿です。
膿って毒じゃないですか。
膿を殺すために抗生物質を飲むくらいなのに口の中で育ててどうするよ?って感じですね。
血管に膿が入って全体に回ると・・と考えると恐怖しかないです。今思うと。
セカンドオピニオン的な診察をしてもらって良かった!
やっぱりね、体の中の一部を取るってことは1人の歯医者だけの意見で決断してしまうのはダメだと思ったんですよ。
歯は抜いたら最後、永久歯なので次は生えてきません。
それにね、かかりつけ医を疑ってたワケではないんですが、自費診療をやたらと筆者に勧めてきていたので少しだけ不信感があったんですね。
そこで、虫歯より抜歯など外科手術をしている口腔外科の先生に診てもらったのです。
あわよくば、抜かないで良い治療(手術)なんてものをしてくれるかもしれない!と期待もして。
かかりつけ医より更に詳しく説明してくれた
口腔外科ではレントゲンだけを撮り、それだけで診察をして下さいました。
(かかりつけでは保険が効きましたがCTも撮影)
結果はかかりつけ医とほぼ同じ抜歯が好ましいと。
「きわめて良くない歯、残念ですが・・(苦笑)抜歯した方が良い歯です」と。
歯に関しての説明は以下
- まだ上顎洞には達してない(副鼻腔炎にはなっていない)
- 膿はかなり大きい
- 根幹治療をしても、一時的に膿による圧力が減るだけ
- 今、浮いている感じがするのは膿による圧力
- 問題の歯の根っこも割れているように見れる(だから痛くなった)
かかりつけではここまで詳細には説明してもらえなくって。
赤字はかかりつけでは説明されなかったこと。
根幹治療に関しては、「やってもいいけど意味がないと思うよ~」と。
なぜ意味がないの?そこが重要なんだけど。
口腔外科の先生は理由も話してくれました。
ここまで理由を説明されると、「そうなのか・・」と納得できるものです。
レントゲンしか見てないにも関わらず、根っこが割れていることまで診てくれた先生。
「だからトースト食べた時に歯がめり込んだような衝撃が走り痛くなったんだよ(その時根っこが割れた)」、と。
かかりつけ医の宣告も間違ってはいなかった
かかりつけ医の抜歯宣告はドライな説明ではあったけれど、セカンドオピニオンの口腔外科の先生と概ね同じではあったので、ヤブではないんだな!と納得出来ました。
他の歯医者を探すのも色々大変なので、引き続きここをかかりつけにする予定です。
抜歯を口腔外科の先生にしてもらうことにした理由
かかりつけのことを悪く言わなかった
かかりつけ医に「膿が大きかったら2回通ってもらう」と言われたのですが、これも口腔外科の先生に聞いたところ
- その先生は丁寧にやるんでしょう
しかし、膿は袋に入っているのでそんな難しい物ではなく、削るというワケでもないと。
かかりつけのことを悪く言わなかったことも口腔外科の先生は素晴らしい人だ・・と思いました。
話し方も終始穏やかで好感度大です。
この抜歯は難しい?何分かかる?
以前、矯正治療するために歯茎の下に横向きに埋まっていた下顎の親知らず2本を抜くために口腔外科で抜歯をしましたがトラウマで・・。
痛いのなんのって。
麻酔が効いてるから痛くはないんですが、顎の骨の感覚は感じるんです。
顔面は腫れ、痣もできるしで。
それ以来の抜歯なので恐怖心が強くて。
そのこともこちらの先生に話したところ、「簡単です。10分もあれば抜けますよ!あ、でも抜歯に慣れてるからかもしれませんが・・」と。
これを聞いたので、かかりつけの先生のところは止めて口腔外科のプロに抜歯してもらうことにしました。
(かかりつけ医は小児歯科が専門と書いてあったし)
かかりつけ医の紹介状なんていらないよ!
連携をとるために紹介状は必要、と初めは友達に言われていたのですが、口腔外科の先生曰く、「貰いづらいでしょ?紹介状はいらないよ!グラグラしてきたんで友達に抜いて貰いました~!でいいよ(笑)」と。
え、そういうことなの??
こっちの事情を分かってくださる先生の好感度は絶大です。
運命の抜歯
ビビってる間もないくらいにすぐ終了
ちょっと早く到着してしまったら、早く診察台に呼ばれ、衛生士さんにあれこれ考える暇もないくらいに準備され、先生登場。
相変わらず優しく声を掛けてもらっていざ麻酔。
表面麻酔は痛くない。しかしその後の針刺されるのが痛い!
内側の歯茎に麻酔を打たれた時が一番痛かった!
麻酔が掛かるのも早い気がしたけど、これからやる事を説明しながら先生が抜歯してくれるので身を任せるしかない!
まな板の上の鯉
「やっぱ割れてるね!」と一声。
その次には全部抜けて、膿もトレーに置かれていました。
「持って帰る?」と聞かれたので迷わず「YES」
その後は友達の衛生士からの抜歯後の説明をされて、汚い歯を袋にいれて貰いました。
説明を聞き終わり、部屋を出るまで20分くらい。
抜歯してる間は本当に10分くらいだったかな。
かかりつけ医がどれだけの早さで歯を抜けるかは分かりませんが、一般の歯科より口腔外科の方がスムーズに事が進む気がします。
消毒のためだけで来なくていいよ!
「家遠いでしょ?消毒だけで来なくていいよ。調子悪い、痛い、など不安なことがあったら友達に連絡してそしたら診せに来てくれればいいから」って。
ということで消毒はなし!
抜歯後=消毒はセットかと思いきやそんなことなかったんですね。
補足:部分入れ歯は怖くないし、恥でもない
なぜ歯を抜くのが嫌だったのか、それは処置法が3つの中からしか選べないから。
歯を抜いてからの処置はどれも好みではない。
- 入れ歯(部分入れ歯)
- ブリッジ
- インプラント
放置、という手段もあるけど放置すると、向かい合う歯が伸びてきたり、隣の歯が傾いてきたりするしで歯列矯正で並べた歯並びがめちゃくちゃになる(人によって違う、筆者は歯が動くタイプの嚙み合わせでした)。
消去法で考えると、インプラントは高額だし口の中の工事はしたくないし、人工の異物(ネジ)を入れることに違和感しかない。
ブリッジは隣の歯2,3本をものすごい削って橋渡しした冠を付ける。
想像しただけで歯磨きも大変だし、削った歯が弱いから未来の抜歯候補になるよね。
ということで部分入れ歯にすることにしたのです。
ガムもぷっちょもキャラメルも食べれなくなりそうだけど、元々食べないし。
向かい合う歯や隣の歯が動かないための矯正器具と思えばいいかなと。
加工した真っ二つに割れた歯と膿
洗った後で根幹治療の時の薬も取れてしまったけど、20年強は保ってくれました。