お盆休みの静かな朝、筆者はドア横の椅子に座ってスマホで旅行記を読んでいました。
しかし次の瞬間、足首に「ピチョンッ」
そう、ゲロ汁着弾です。
平和な朝から一転
この日はお盆休みで通勤電車は人がまばらでした。
立っている人はゼロ。
飛び飛びに座っていて周りには余白があり、まるでコロナ禍の緊急事態宣言中のようでした。
筆者は写真付きの旅行記を読んでいて半分現実逃避していました。
そして視界の端でドア付近に近づく男が見えたんです。
筆者とは少し距離がある、そう思った瞬間…
事件発生
“ビシャビシャビシャ、ジャーッ”という水辺で聞く様などっかで聞いたことあるような放流音。
男が豪快にゲロです!
静まり返ってる車内に響く滝、いやゲロの放流音。
そして、電車が減速し始めるとゲロの液体が筆者の足元に流れてきました。

出典:unsplash
よくある「車内の持ち主不明の缶コーヒーが転がって周りに中身をばら撒く」現象に似ている、あれのゲロ版。
その汁が無情にも筆者の足元に流れてきたのです!
被害の瞬間
「ピチョンッ」、と何かが飛び跳ねた感触を感じました。
視線を落とすとズボンの裾に小さいですが黒いシミが!
もんじゃ焼き風ではなく、完全な液体のシミ。
幸い臭いはなかったですがピチョンと跳ねて付いた感触は消えません。
もうパニックです。
筆者は座席を飛び出して離れた席へ避難。
筆者の隣の隣にいた人はなかなか逃げませんでした、気付いてさえない?
被害にあったのは筆者だけなんですよ、きっと。
ゲロ男、吐き逃げ
「おいコラ待て、片づけていけよ」と脳内ヤクザ降臨。
近づくとゲロを直視しないといけないので心の中だけで毒を吐く。
相手は背中越しにスルー。
筆者が降りる駅までゲロとともに3駅くらいありましたが、気付くと現場となる扉の周囲は誰も座っていない状態でした。
途中ターミナル駅でも数人乗ってきましたが、うまく避けていました。
たまにあるんですよね。
ホームからは車内が空いてそうに見えてても扉が開いたらゲロがある、とか。
まさに今日はその状態。
自分の感情の変化
最初は「ひえぇぇぇぇ!」の恐怖心。
その直後、汁が自分に飛んでるのを見つけてからは怒りがこみ上げ、
その後怒りと落ち込みが交互に襲ってきました。
その日一日、運が悪い出来事が連鎖しました。
- 車が飛ばしてきて轢かれそうになった→ムカつく&運が悪い
- スーパーに寄ったら子供多すぎ&うるさい→ムカつく
- コンソメ顆粒が見つからなくて買えなかった→ムカつく
こんな感じでずっと一日中モヤモヤ・ネガティブ、負の連鎖です。
もう「今日はそういう日」と割り切るしかなかったです。
事件後の処理
被害直後、足首はティッシュで拭き、会社到着後はウェットティッシュで再度拭きました。
裾は乾いてシミの場所が分からなくなってしまいましたが、とにかく全体的にゴシゴシ。
帰宅後はすぐに服を脱ぎ洗濯カゴへ直行、シャワーも浴びて全身を洗い流しました。
ついでに脱毛して足に毛は生えてませんが念の為に足首にも剃刀をあてときました。
(万が一毛に付着していたらイヤなので)
※洗濯は本来は漂白か熱湯推奨でしたが、半日経ってもノロっぽい症状にはなってないので今回は普通に洗濯機にしました。
※ゲロ=ノロの図が成り立っているのです。
締めと学び
電車ではあまり座らなかった派ですが、最近は疲れていたため電車で朝から座ることに慣れていました。
電車で座らないメリットを書いた記事はこちら▼

しかし扉横の席はやっぱり危険だと再認識しました。
これからは少し離れた席を選びたいです。
そしてウエットティッシュを持っていた自分を褒めたいですね。
さらに今後はアルコール除菌スプレーも常備しようと思います。
飛沫には即吹きかけ、手を汚さずに処置できるはずです。

みなさんは、電車でゲロを浴びた経験あります?
今回は飛沫ですが、モロに掛けられた時はゲロ吐いた当事者に弁償してもらうことは可能なんですかね?
駅員さんはタオルを貸してくれるのでしょうか?
気になります。
もう若くないので夜遊びはしないけれど、もしするとしても終電間際は避けようと思いました。
お盆中にハメを外す酔っ払いもいるんですよね。