こちらの本、図書館で半年以上待ってやっと順番回って借りれた本。
万人がハッピーとは言えない本
感想はこれに尽きます。
人はそれぞれ価値観が違うんだな、って事を実感できた本ですね。
読書の醍醐味でしょうか。自分とは全く異なる価値観の持ち主の生活です。
年収90万円を好きで選んで、生活している
勘違いしないで欲しいのは、たとえ年収が90万円でも幸せに暮らせる方法を教えてくれる本、ではないこと。
この作者は大多数の日本人と同じく、働きたくない人。
働きたくないから働かない、働かないを本当に貫く。
生きる上で最低の金額で生活している人です。
ちょっと筆者はそこのところを勘違いしていて、読み進めて行くうちに「あれれ?」と感じまして。
全く参考にならないエッセイでした。
でも、この我が道を行く、というポリシーを持っていて、同調圧力に負けない生きざまは素晴らしいと思います。
週休5日制、趣味読書、散歩、粗食
冬休みでもないのに週休5日も家に居たら気が狂いそうです。
作者は他人の意見に惑わされる事なく好きな事をしている生活。そりゃハッピーライフです。
図書館の本を一日中読み漁って、たまにはお肉を食べるけど大抵は粗食。
仕事は週2日の介護のお仕事とたまにやる翻訳の仕事。
(社会的成功を得れなかったと言うけれど、この人は賢い人だと思います、仕事を選んでいるので)
本当にやりたい事だけをやる生活を貫ける精神力というのかな。
凄いコトですよ。
世間体を少しは気にしてしまう筆者
でも筆者には無理です。
意識してないつもりですが、やはり少しは周りの目を気にします。
1日中週5で図書館に入り浸る勇気がありません。
もし今流行りのFIRE(Financial Independence, Retire Early)が出来る程のお金を手に入れたとしても、
宝くじで3億円くらい当選したとしても、
通常通り週5もしくは週4で働くと思います。
じっとしてられないし、社会との繋がりを断つのは怖いので。
週2の仕事では退屈そうで。
幸せの基準は人それぞれ
あなたの幸せの基準は何でしょうか?
筆者の場合、コロナがまだ流行中ですが、それでも規制が取れた最近は出掛ける事に幸せを感じております。
出掛ける、出歩ける。
久しぶりの友達と会う、お店に行く、洋服を見る、買う、コンサートへ行く、図書館へ行く、買い物をする、音楽を聴く、映画を観る、動画を観る、美容院へ行く、ネット通販を見る、美味しい物を食べる、散歩する、自然の中へ行く、等。
書き出すとキリがありません。
これらをするには90万円では足りないので、筆者はもうちょっと働かないといけません。