【入院手術体験記】40代、半月板切除手術体験記

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半月板切除手術をしました。

忘れないうちにその時の記憶を呼び覚まして記録しておこうと思います。

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入院前の準備ブログはこちら、

目次

簡単な手術っぽくて油断する

ちゃんと医師からの説明を聞いておくべき

今更だけど、筆者、この手術を簡単なものだと思ってました。

ネットでは「日帰り手術」や「最短3日の入院」歩いて帰れる」「すぐに日常生活が出来る」「翌日から仕事復帰可能」などと記載されていたので舐めてました。

これらは人による、というのが正しいようです。

一応主治医は、2週間は踏ん張れないから電車乗れないから会社休むんだよ!とは仰ってましたが。

軽く考えてました。

手術当日

朝ごはん:液体2本

筆者、午後一の手術と当日になって言われたので、10時までにこちらの液体を2本飲めました。

※この液体、後に筋力アップに良いと聞き、アマゾンで箱買いしました。詳細は後程。

点滴を流すための針を打つ:失敗

痛かったです・・。

左手の手首より下に麻酔の針を打つのですが3回とも失敗されました。

看護士さんの前置きで「この注射はすごい痛いですから覚悟してください」と言われ、3回失敗されました。ものすごい謝ってきてたけど、それよりも手術は受けられるのでしょうか?とかなり心配になりました。

これに水分に代わる点滴を入れて、手術までの水分補給にするとか言ってたけど・・あと麻酔もここから流すとか。

不安のまま待機。

NO!T字帯、NO!尿管

ものすごいビビってた手術後のトイレ事情。

短い手術だからNO!尿管ですって。

でも尿管入れない代わりにホース?入れられるのも嫌だと思って心配していたんですが、看護士さんに聞いたところ、車椅子でトイレに自力で行くスタイルだそうです。

一安心。

なのでT字帯は用意していましたが、入院初日に売店に返品してきました。

入院の予定表や持ち物表が全て正しいとは限らない、一安心です。

余計な事を書かないで欲しい。

皆さんも不安があったら看護士さんに聞くと良いです。

因みに車椅子は手術前日に練習させられました。車椅子からトイレに移動する方法などを。

手術着に着替えて歩いて手術室へ

変な靴下を片足だけ履いて(着圧ソックス)、何とも変な格好に。

人間ドックの時のような大きなシャツみたいのも着た記憶が・・。

寒いからとパジャマのズボンを履かされていたのですがそのまま手術室まで行ってしまい、看護士さんに隠してもらいながら慌ててズボンを脱いだ記憶が懐かしい。

色んな方のブログを読み漁っていたので、手術に対してはもう恐怖は消えていたのですが、いざ、手術室へ向かうエレベーターに乗って緊張してきました。もう逃げられない!

全身麻酔に挑む:10秒くらいで負ける

誰もが挑むらしいですが、筆者も挑みました。

20秒くらい我慢するんだ!と思っていましたが、負けました。

点滴は麻酔科の先生がしてくれて、一番細い針で打つね!と言ってくれたのを覚えています。白魚のような手だね!とも言って貰えました。

頑張って目を見開いていたのですが、徐々に目の前がちらついてきて、次の瞬間廊下にいました!

でも1度手術室の風景を見ました。

麻酔科の先生曰く、麻酔を切ってから2回声を掛けているんですって。

1回目は手術終わって麻酔切ってすぐ、口に呼吸器付けてる時だって言ってました。

2回目は廊下で。

全身麻酔、すごいスッキリ眠れた感!!!

きっと、目を開けたまま。。

一瞬死んでたんでしょう。

寝たり覚めたり

筆者は具合悪くないタイプの目覚めの良い全身麻酔だったので、LINE打ったり、寝たり、うとうとしていました。

麻酔後は体が冷えるそうで、電気毛布を入れて貰っててこれが暖かくて幸せでした(夏なのに)。

21:30頃、やっとこさ液体だけOKが出ました。

美味しかった・・。

でも全部は飲ませて貰えなかったです、(吐くと困るから)。

夜中に膝が痛い:仮病を使う

夜中に膝が熱く、ズキズキ痛くなって。おそらく縫い目の所が。

看護士さんを呼んだのはいいけれど痛みを10段階で言ってください、場合によっては座薬入れます!と。

座薬はいやだ・・・!と思えた自分はまだまだ痛くない!

痛かったけど、痛みは5です、、と低く申告してアイスバッグの氷を詰め替えて貰いました。

座薬じゃなく、点滴で痛み止めを入れて貰いたかったのです。

筆者はシモに関する事が嫌いです。検便も座薬も。

半月板切除手術の翌日

5:30起床

起きてすぐには朝ごはんは出てこなくて、結局8時まで断食。38時間断食だったでしょうか?

足以外は健康なので断食がしんどかった記憶が。

そして午前中は周りの人はリハビリに行って留守になります。

暇で、でも動けなくて、点滴に繋がれているので一人で着替えることさえ出来ずでずっとスマホのゲームをしていました。

痛みはじっとしてれば痛くないです。

午後から人生初のリハビリへ

看護士さんと点滴の棒と一緒にリハビリ室へ行きます。

体育館のような大きな場所がリハビリ室。

通いで来てる人と入院患者と大勢います。

初回のリハビリ内容

イケメンのPTさんが担当に付き、ラッキー!と思っていました。余裕があります。

聞かれたのは、現在の仕事内容や(リハビリを卒業するまでに)どのくらい足を治していきたいか、そんな事を問診されました。

どのくらいって元通りだよ、とその時は軽く考えていたんですが。。

初日は足がどのくらい曲がるか?分度器で測られました。

驚くことに、術後は膝が曲がらなくなっていて!

体育座りした時に今では踵が太ももに付きますが、当時は全然つかなくて!

あと、ベッドに足を伸ばした状態で膝に力を入れるのですが、全然力が入らない。

足を伸ばした状態で膝に力を入れて行くリハビリを習いました。

あと、電気ビリビリマシーン。

これはよく整形外科でやった、と人から聞いていたのですが、ここではビリビリ電気を流すだけではなく、電気を流しながら膝に力を入れる練習をさせられます。

受け身でいればいい訳ではなく、自分から能動的に動かさないといけません。それがリハビリ

全く信用できない膝を曲げる機械 CPMでリハビリ

リハビリから戻ってきたら別室にあるCPMという膝の曲げ伸ばしリハビリマシーンに足を突っ込みに行きます。

寝そべって、自分の身長やら足の長さやらでセットして、ムートンブーツのフカフカ生地に足を委ねて30分ゆっくり何回も膝を曲げ伸ばしてくれます。

固定されてるから怖かったです。

リハビリ後は足を氷で冷やす

リハビリ後はアイスバックに氷を入れて冷やします

これらが一連のリハビリの流れになります。

これを今後、足が治ったなと思うまでず~っと続ける事になります(CPMは入院してる間だけ)。

術後、2日目以降の痛み

点滴の針を刺している手の甲が痛すぎる

膝よりも入院中はこの点滴の針を刺している手の甲が痛くて・・。

本当は手首に入る予定だったんですが、血管の関係で手の甲になってしまって。

膝の痛みより、手の甲の方が入院中は痛かったです。

点滴してなくてもこの針は抜いてはいけないのです。

膝の痛みは痛み止めの薬を飲み続けていたので不明

手の甲には効いてくれなかったのでしょうか。

膝の痛みは痛み止めのおかげか、又は入院中は階段を使わないし、松葉杖など支えがあったので荷重していないので痛みは無かったです。

ただ膝が曲がらない、動かない感じではありましたが。

退院する日の痛み 術後4日目

病院内では階段は使わず、退院後、家までは義姉が優しいから都内から迎えに来てくれて、横浜まで筆者を送り届けてくれました。用事があるのになんて優しいのだろうか。

そして初めて家の階段を上ったのですが、痛いんです。

膝が安定しないというか、膝の関節が外れて、脛側と太もも側がズレてるような・・ガチャガチャしてるような、もう言葉じゃ言い表せないくらい痛い。

力も入らない。

こりゃまずいぞ、ってくらいに痛いんです。

主治医の仰ってた「2週間は踏ん張れない」がこのことかな?

平坦な場所を歩く分にはゆっくり小股なら痛まない。

術前と術後の痛み方が違う

術前と術後の痛みが別物でした。

術前だと、何かが挟まったような痛み。食い込むような。で激痛。一歩歩くだけで痛い。

術後は体重を掛けれない痛み。膝から下が安定しない痛み。自分の体重をモロに感じる痛み。特に階段。

きっと筋力ある人なら術後はこうまで痛くならないと思うんですが、筆者は運動不足で筋力無いので術後の痛みがとにかく酷かったです。

術後、初めてのシャワー

夏だけど外に出ていないので汚れた感じは無かったのですが、ついに久々のお風呂に。

抜糸してないのでシャワーになります。

その時、傷跡には水を掛けてはいけません。

病院で買い忘れたので、Amazonで急いで買いました。防水フィルムとでも言うのでしょうか。

これには守ってもらいました。

半月板切除手術 入院費用

大部屋ではなく2人部屋で4泊5日間の入院。

それで確か83,000円でした(部屋代は実費)。

その後、高額医療費と会社の健保からの還元もあったので、実質50,000円以下だったと思います。

低所得者ですので。。

もし、医療保険に加入していたら、入院費用が1日5,000円出るのかと思うともっと安く済んだのかなぁとも思いました。

筆者

時間が空きすぎて金額がおよそ、でしか言えません。

その後の痛み

もう飽きてるでしょうが続きます。

リハビリの卒業は階段の下り次第

リハビリすること術後から4か月。

週1で病院に通い、毎日家で筋トレリハビリ。

普段から運動をしていない筆者は術後4か月目にしてやっとこさ、階段を下りる時の痛みが取れてリハビリと病院の診断を卒業することになりました。

ゆず太郎

階段を下りる時の痛みの有無が卒業のポイント

しかし、下りが楽になっても上る時は変わらずに痛みがありました。

自分の体重の数倍の力が膝にのしかかってくる痛み。

もう想像したくない。

エスカレーターのような高さのある階段を上ると痛み増します。

脚のこわばり

術後の足のこわばりは主治医曰く、想定内だそうです。

朝起きると自分の足が棒のようになってて動かない!これは変形性膝関節症の初期だそうです。

これが完全に治ったのは術後2年目でした。

だんだん痺れてくる範囲が減ってきて、ついに無くなります。

正座はやらなくても生きていける

主治医が言ってました。

正座なんてやらなくても生きていける、と。

正座はやらなくても、しゃがむことが痛くて。

今までは簡単にしゃがめたのに、痛いんです。膝を折り曲げるから。

それが解消したのも術後2年目です。

筆者

しゃがめた時の喜びは半端ない。

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